鷲津 仁志 教授

Prof. Washizu

2015 年 10 月に着任いたしました.宜しくお願い申し上げます.

当研究室の看板は ”材料シミュレーション” です.産業の役に立つシミュレーション技術を提供いたします.もう少し細かく,当研究室の要素技術,着眼点は "界面の分子集団の物理化学" です. 材料の特性はバルクと表面で決まります. バルクは神が創り, 表面は悪魔が作ったというパウリの有名な言葉がありますが, それほど,物質の機能は表面の状態によって多様となります. たとえば, 我々の体はイオン性の高分子(高分子電解質溶液)から出来ていますが, 分子同士がその表面の長距離クーロン力を適切に使うことにより, 生命現象のような高度な物質・エネルギー変換が成立しています. 工業的には,潤滑や電池に関係する材料では,この表面の機能性が重要となります.
ナノスケールにおける材料のシミュレーションには,電子状態レベルのものと,原子集団レベルのものとがあります. 後者を狭義の分子シミュレーションといいますが, 我々が得意とするのは後者です. 分子シミュレーションは統計力学に基盤を置いており, また,流体力学との接点があり,別の意味で複雑であり, 計算手法の開発が終わっていません. こうした,電子,原子,流体といった階層的なシミュレーション手法の提案も, 当研究室の大きなテーマです.

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