本研究科が目指す研究

シミュレーションを活かし、社会から自然まで現実的な課題の解決を目指す人材を養成します。

Simulation Studies「シミュレーション学」は、理論や実験と並ぶ方法論として、自然科学だけにとどまらず、社会の持続可能性や環境問題など現実の課題解決への応用が期待されています。本研究科におけるシミュレーションとは、自然科学から社会科学まで科学的な方法論としてシミュレーションを活用していくものです。シミュレーション技術に加えて、問題発見から解決に至るまでの物語をつくりながら、一定の仮定やシナリオの下で、対象の本質と全体像を描くこと、それを専門でない人々に適切に伝えることができるような人材を育てます。

シミュレーション学研究科のCAVEバーチャルリアリティシステムによる大規模データの可視化

 

シミュレーション学研究科の研究分野のキーワード

 

シミュレーション科学分野

(1)数理工学(数理的解析・計画・設計・最適化)、(2)計算力学、(3)数値シミュレーション、(4)マルチスケール、(5)大規模計算、(6)超並列計算(並列化計算、3次元計算)、(7)数値計算手法、(8)先進アルゴリズム、(9)社会システム、(10)経済・財政・社会保障シミュレーション、(11)科学技術可視化、(12) ケモインフォマティクス

人工知能分野

(1)探索・論理・推論アルゴリズム、(2)機械学習、(3)知識獲得、(4)知識ベ一スシステム、(5)知的システムアーキテクチヤ、(6)知能情報処理、(7)自然言語処理、(8)知識発見とデータマイニング、(9)オントロジー、(10)ヒューマンエージェントインタラクション、(11)マルチエージェントシステム(12)ニューラルネットワーク、(13)遺伝アルゴリズム、(14)ファジィ理論、(15)力オス、(16)フラクタル、(17)複雑系、(18)確率的情報処理、(19)知識発見とデータマイニング、(20)マルチエージェントシステム

データサイエンス分野

(1)数学、(2)統計学、(3)計算機科学、(4)情報工学、(5)パターン認識、(6)機械学習、(7)データマイニング、(8)データベース、(9)情報可視化、(10)データ収集、(12)データ取捨選択、(13)データ保管、(13)データ検索、(14)データ共有、(15)データ転送、(16)データ解析、(17)知識発見とデータマイニング、(18)マルチエージェントシステム、(19)グリッド・クラウドコンビューティング、(20)サイバーフィジカルシステム(CPS)

医療・ヘルスケア情報分野

(1)バイオインフオマティクス、(2)ゲノム情報処理、(3)生体信号、(4)コンビュータシミュレーション、(5)生命情報、(6)健康情報、(7)ニューロインフオマティクス、(8)脳型情報処理、(9)人工生命システム、(10)生命分子計算、(11)DNAコンビュータ、(12)医療情報、(13)画像診断、(14)遠隔診断治療、(15)電子カルテ、(16)健康情報、(17)医用画像、

 

計算科学連携センターの設置 (2014年4月)

理化学研究所の京速コンピュータ(京)をはじめ、国内の大学や研究機関と連携した「計算科学連携センター」(英語名称: Center for Cooperative Work on Computational Science, University of Hyogo)が神戸情報科学キャンパス内に設置されました。各機関との研究や交流を促進し、人材育成や研究成果の社会還元を目指します。

計算科学連携センターのキックオフシンポジウムでの太田 勲 センター長・副学長による挨拶(2014年3月11日神戸情報科学キャンパス)

  • センター設置の趣旨
    兵庫県立大学は、理化学研究所(RIKEN)計算科学研究機構(AICS)が設置した京速コンピュータ「京」をはじめとして、国内の大学・研究機関と連携し、研究や交流を促進させ、スーパーコンピュータに代表される「ハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)」の分野で、人材育成や研究成果の社会還元を促進するために、神戸情報科学キャンパスに「計算科学連携センター」を設置しました。
  • 内容
    1. 社会人人材育成
      計算科学振興財団(FOCUS)と連携し、計算科学や並列計算の基礎、並列計算機導入の技術面での方法などを教育する講座を開設します。
    2. 共同研究
      兵庫県立大学および全国の大学・研究機関の研究者の研究交流拠点として、研究環境を提供し、交流を通じて共同研究を育てます。
    3. 社会科学シミュレーションのあり方検討
      大規模計算、超並列計算が重要となる社会科学的な研究課題とその取り組み方法などをワークショップ形式で議論を行います。
    4. 大規模データ処理
      理化学研究所播磨事業所、計算科学振興財団および本学高度産業科学技術研究所などと連携して、放射光施設で得られる大規模データの転送、解析等の方法と計算科学的方法との融合の方法について共同で研究を行います。

2014年3月11日のキックオフシンポジウムの内容についてはこちらをご覧ください。